<In Poly Sons>
輸入盤新譜

V.A./V. A. "We all believe in Utopia"

アヴァンポップ系コンピレイションの名手イン・ポリ・ソンによる発足20周年リリース!

伝説のアヴァン=ポップ・レーベル、アヤー・ディスク AYAA disques の流れを汲み、89年に名コンピ "Ubu et merdre" で発足したイン・ポリ・ソン・レーベルの20周年記念リリースは、やはりお得意のコンピレイション・アルバム『僕らはみんなユートピアを信じている』。参加アーティストはそれぞれのやり方でユートピアを表現していて、曲調もヴァラエティに富んでいるのに、どれもがいかにもイン・ポリ・ソン的に聞こえるのは、レーベルの懐の深さかコンパイルの妙か。さすが。ジャン=フランソワ・ポーヴロス、ダヴィド・フェネシュ&ジャド・フェアー、クリンペライ、ドミニク・グリモー&ヴェロニク・ヴィレ、イトケン、マダム・パタート、フレデリック・ル・ジュンテ&ピエール・バスティアン、フランク・コロー、ロケット・マツ、パスカル・アイェルブ、パロ・アルト、ジェローム・ネタンジェ、ラ・テール・トランブレ!!、アラン・ド・フィリピス。

V.A./V. A. In Poly Sons 2,520
We all believe in Utopia '09 IPS 0509


V.A.(映像:ドム・ラブルイユ)/V. A. (DOM LABREUIL) In Poly Sons 2,520
Imposture Inpolysonne '09 IPS D0409
イン・ポリ・ソンの映像付きサンプラーとも言うべきDVD(PAL仕様、パソコンで視聴可)。クリンペライ、ドミニク・グリモー、トゥピデック・リモナード、ダヴィッド・フェネシュ、ピエール・バスティアン、ランサンブル・レイエ、ジャン・フランソワ・ポーヴロスの既存トラックそれぞれに、ドム・ラブルイユが馬鹿馬鹿しくもユーモラスな映像を付けている。海辺で遊ぶ子供、子供たちの草サッカー、シャワーで(妄想しながら?)頭を洗う一部始終、ターンテーブルに缶を積み重ねる、黒いものを積み上げる、風の強い空き地のフェンスにヴィニール袋を結びつける等々、早回しを多用したミニマルな映像の他、モザイク・エフェクトや昔の白黒フィルムを用いたものなど。
http://www.myspace.com/dom.labreuil


<In Poly Sons>
コンピレイション作品

V.A./V. A. Locus Solus 国内盤 2,730
MW:ロバート・ワイアット・トリビュート '01 LSE 2053
ソフト・マシーンの卓越したドラマー/ヴォーカリストから、73年の悲劇的な事故を経て、透明な魂の奥深くから切々と歌い上げる車椅子のソロ・シンガーとして復活、今日に至るまで常に音楽ファンを、そして同業の音楽家たちを魅了し続ける唯一無比の音楽詩人ロバート・ワイアット。本作はフランスのアヴァンギャルド・ミュージシャンたちによるワイアットのカヴァー集。限りない愛情と尊敬に加え、遊び心を感じさせるフランスならではのトリビュート・アルバム。パスカル・コムラードやクリンペライ、ルク・ド・ブク、ランサンブル・レイエから、ドミニク・レペコー、ジャン=フランソワ・ポーヴロスまで、いずれも個性派ぞろい。ワイアット自身も朗読と語りで参加している。(解説:坂本理)>>試聴する1 >>試聴する2 >>試聴する3

V.A./V. A. Locus Solus 国内盤 2,730
ノー・モア… '01 LSE 2057
もうたくさんだ!地雷もテロも報復爆撃も、人の命を奪うすべての爆弾に反対!爆弾の恐怖に曝されている人々を援助するため、トイ・ポップからアヴァンギャルドまで、錚々たる面々が主旨に賛同し、ノーギャラで未発表曲を(そしてアルベール・マルクールがテキストを)提供したスーパー・コンピレイション。パスカル・コムラード、クリンペライ、ピエール・バスティアン、トゥピデック・リモナード、レ・バトリー、ルク・ド・ブク、ランサンブル・レイエ、AAキスメット、ジャン=フランソワ・ポーヴロス、そしてロバート・ワイアット&ジャン=ミシェル・マルケッティ。テキスト:アルベール・マルクール。>>試聴する1 >>試聴する2 >>試聴する3

V.A./V. A. In Poly Sons 2,520
Pechno Hits '03 IPS 0103
ルク・ド・ブクの奇才エティエンヌ・イマラヤが標榜する「ペクノ(=いなかっぺ)主義」に賛同したアーティストを集めたコンピレイション。自由奔放で飾らない「ペクノ」たちのキッチュで猥雑なポップ・チューンが満載。エレクトロニクスやテクノロジーの使い方もあくまで「ペクノ」風.ルク・ド・ブク、トゥピデック・リモナード、フレドフォニー、クリンペライ、ランサンブル・レイエ、ドラジビュス+まみちゃん、ジャン=クロード・シャリエ他、計22トラック。>>試聴する1 >>試聴する2 >>試聴する3

V.A./V. A. In Poly Sons 2,520
Rythme Brut '98 IPS 1298
素人や狂人などによるアウトサイダー・アート‘アール・ブリュット’(生の芸術)に心惹かれるミュージシャンたちによる名オムニバス "Hardis Brut" (IPS 0592) の続編。本作の参加アーティストのほとんどがプロの音楽家ではなくアール・ブリュットに通じるセンスの絵画やオブジェを制作するフランスやアメリカのヴィジュアル・アーティスト。彼らが演奏する音響派インプロヴィゼイションやニセ民族音楽には「天然」のヴィヴィッドなパワーがあふれている。参加唯一のプロ(?)ドラジビュスの器用さ(!)が目立ってしまうほど。>>試聴する1 >>試聴する2 >>試聴する3

V.A./V. A. Locus Solus 国内盤 2,730
アルディ・ブリュット:アール・ブリュットへのオマージュ(日本語解説ブックレット付き) '92 LSE 2033
アール・ブリュット(生の芸術)とは、素人や精神障害者による「芸術を意識しない芸術」のこと。正統の美術史の系譜からはアウトサイダーである彼らが自発的に作り出した絵画やオブジェには、見る者を圧倒する創作衝動が漲っている。本作『アルディ・ブリュット』では、アール・ブリュットの作品それぞれに対し、レコメン系からトイポップ系までのミュージシャンたちがオリジナル曲を捧げるというコンセプト・アルバム。それぞれ個性的な活動を続けるミュージシャンたちとアール・ブリュット作品を関連付けるという卓抜したアイディアが光る、アヴァン=ポップのショウケースとしても絶好のオムニバス・アルバムの名盤。

ギグー・シュヌヴィエ&V.A./GUIGOU CHENEVIER & V. A. In Poly Sons 2,520
Le batteur est le meilleur ami du musicien '03 IPS 0603
元エトロン・フー・ルルーブラン、フォラピュックの奇才ドラマーによる「ドラマーはミュージシャンの最高の友」と題したコラボレーション・プロジェクト。シュヌヴィエが参加ミュージシャンそれぞれのために演奏したテープを送り、ミュージシャンはそれを使って作った曲を返送する。モモ・ロッセル、リック・ブラウン、Haco、ジャン・ドローム、スー・ガーナー、itoken、ニック・ディドコフスキー、ケヴィン・ノートン、ハン・ブールス、ラーシュ・ホルメル、ジョナサン・トーマスと、依頼を受けたのはアヴァンギャルド・シーンの曲者・強者ばかり。シュヌヴィエ特有の奇妙でタイトなドラミングを生かしながら、それぞれが個性を発揮している好コンピレイション。モモ・ロッセルとラーシュ・ホルメルのトラックが秀逸。>>試聴する1 >>試聴する2

<In Poly Sons>
関連作品

フレデリック・ル・ジュンテ/FREDERIC LE JUNTER In Poly Sons 特別価格
1,680
Chansons impopulaires '05 IPS 1205
廃材や台所用品、キッチュなおもちゃなどをDIYで組み立てた手作り楽器と電気仕掛けの自動演奏装置が刻むビートに乗せて、無骨に自作の詩を演じ、叫ぶ。アール・ブリュットに通ずる荒削りでワイルドなパワーと、繊細な音響感覚が共存する。環境音と木漏れ日などの光のアブストラクトなイメージを、また手作りディジュリドゥーの野外演奏と流れる雲の早回し映像を、それぞれ組み合わせた短編オーディオ・ヴィジュアル作品2作のクイックタイム・ムーヴィーを併録。>>試聴する1 >>試聴する2
*数量限定のセール価格です。セール品のみ注文された場合は枚数に関わらず送料200円を別途加算させていただきます。

ダヴィッド・フェネシュ/DAVID FENECH In Poly Sons 2,520
Polochon Battle '07 IPS 1007
トイ・アヴァン=ポップのオーソリティーによる7年ぶりのセカンド・アルバム。はちゃめちゃなようで心地よく攻撃的だけどふわふわな「枕バトル」に倣い、先鋭的でありながらポップで遊び心満載のアルバムになっている。エレクトロニクス、コンピューター、ギター、キーボード他、多種多様な楽器とヴォイス、フィールド・レコーディング、台所用品やおもちゃ、ピンポン玉まで用いて、クリンペライ、トクマルシューゴ、フェリックス・クービンら親しいミュージシャンや、幼い息子のエリオット君など、トラックごとに異なるゲストを迎えてコラボレイトした多彩な作品が並ぶ。音楽評論やレーベル運営(ゲダリア・タザルテスやフランク・パールのCDをリリースした demosaurus records)も行なう音楽マニアの、幅広い素養と豊かなひらめきを感じさせる秀作。>>試聴する1 >>試聴する2

ジャン=フランソワ・ポーヴロス/JEAN-FRANCOIS PAUVROS In Poly Sons 2,520
La belle decisive '96 IPS 1196
ギター、ヴォーカル、キーボード等を用いた多重録音ソロ。ポーヴロスのヴォーカルの不思議な魅力も堪能できる。リズムボックスにのせてぼそぼそと呟いたかと思うとロック・ギターが泣き叫び、つま弾くピアノをバックにギターを弓で演奏し、ルー・リードを思わせるロック・チューンを歌う。構成は一見バラバラで、リズムボックスを多用した薄っぺらなサウンドにはキッチュささえ漂うが、全編一貫した独特の詩的センスで組み立てられた、聴けば聴くほど味のでる隠れた傑作。>>試聴する1 >>試聴する2

エディプス/OEDIPUS In Poly Sons 2,520
Oedipus '02 IPS 0403
80年代初頭にニューウェイヴ・バンド、ファミリー・フォッダーを率いたアリグことジョン・ピアース(ジョニー・ヒューマン)が今度はジョニー・カッシュを名乗り、ノルウェイの女性ヴォーカリスト、アンヌ=マルテ・ライをパートナーに迎えて結成したストレンジ・ポップ・ユニット。奇才カッシュの哀愁を湛えたギターとアコーディオン、エスニック・パーカッションに、ジャズ・シンガーだったアンヌ=マルテのミスティック・ヴォイス。湿った密室感と妖しい浮遊感のある、エキゾティックでビザールなアヴァン・ポップ。推薦盤。 >>試聴する1 >>試聴する2

その他の <In Poly Sons> 関連アーティスト